印刷方法について

【幕アイテムの印刷方法について

幕のサイトを見ていると、印刷方法が「溶剤インクジェット」とか「昇華転写」とかがあって、よく分からず不安になることはありませんか?これはメディアや使用場所によって使い分ける必要があるからなんです。
それぞれの特性を理解しておくと注文するときに安心ですので下記に説明いたします。

①昇華転写プリント

【主に使われるメディア:ツイル/サテン/テトロンポンジ/トロマット/ポリエステル/トロピカル】

昇華転写プリント

印刷後に加圧・加熱によりインクをメディアに定着させる印刷方式です。水に強く耐候性が比較的高いのが特徴です。
屋内用の場合は弱溶剤インクジェットですが、屋外用の場合は溶剤インクジェットとなり、より耐候性が高くなります。
ダイレクト昇華よりも厚めのメディアに使われます。

②ダイレクト昇華(昇華プリント)

【主に使われるメディア:テトロンポンジ/トロマット/ポリエステル/トロピカル】
ダイレクト昇華

インク滲み防止の前処理をした生地に昇華専用インクで直接プリントする方式です。
印刷後に180℃~200℃の熱処理をしてメディアに色を染み込ませ定着させます。
こうすることで耐久性・耐候性に優れ、屋外での使用でも問題が無い製品になります。
一般的に薄いメディアに使われます。

③(弱)溶剤インクジェットプリント

【主に使われるメディア:ターポリン/スエード】
溶剤インクジェットプリント

分散染料インクをインクジェットプリンタにより転写紙に印字し、その転写紙とプリントしたい布を合わせて熱ローラーにて加熱することにより、転写紙にプリントされたインクが液体から瞬時に気体となり繊維に染色されます。
鮮やかな発色で、染めることによって生地目をふさぐことがなく、通気性・耐久性・耐候性に優れています。

④UVインクジェットプリント

【主に使われるメディア:ターポリン/スエード】
UVインクジェットプリント

印刷後に加圧または加熱でインクをメディアに定着させるのと異なり、紫外線を照射することでインクが硬化する印刷方式です。
メディア自体も耐候性が高いですが、UVインクジェットプリントにより長期間使用しても色あせに強いです。
印刷も滲みも無くすごく発色性も高いです。

⑤水性インクジェットプリント

【主に使われるメディア:トロマット/ポリエステル】
水性インクジェットプリント

インクジェットプリントは、その名の通りインクを噴出させて印刷する方式です。
一般家庭用のプリンターと基本的な仕組みは同じです。
発色が良く、美しく印刷できるのが特長ですが、水性インクの為屋外での使用は避けた方が良いでしょう。