幕を使用するメリットとデメリット

【幕アイテムを利用するのメリット】

幕アイテムの最大のメリットは、通常の看板に比べ費用が安く、取り付け・取り外しの作業が容易です。

・イベントや季節によって看板の内容を変えたい場合や、キャンペーンなど一時的に宣伝したい場合などにも適していますので、期間限定の広告にも適しています。

・幕アイテムはお手軽なのに幅広い用途に使用できて、
視認性が高く宣伝効果も高い便利ツールで、前述したように取り付けも容易です。
丸めて保管も出来るので持ち運びやも簡単で場所も取りません。

・台風などで看板が飛ばされ人や車に当たる危険性がありますが、幕アイテムなら仮に飛ばされたとしても被害は看板に比べ抑えられます。そもそも取り外しも簡単なので強風が来る前に直ぐに外すことが出来ます。

・制作も手軽なので、例えば毎年行う季節限定キャンペーンなどの場合、
春に掲示して夏以降は保管しておき、また春になったら掲示するなど、数年は同じものを使いまわすことが手軽にできます。
プリントするデザインも自由度が高く、手持ちのデータを入稿したり、担当者に手描きでイメージを伝えて、それをデザイン化してもらうことも可能です。

・耐候性が高く丈夫なビニール系の「ターポリン」・軽くて便利な、ポリエステル系の「トロマット」など、使用環境に合わせて多くのメディアから選べるのも幕アイテムの魅力です。

懸垂幕や垂れ幕は多くの人に宣伝効果がある有用な広告アイテムです。
縦長の設置スペースがある場合は、広告の一つとして使用を考えてみて下さい。

【幕アイテムを利用するのデメリット】

・耐久力(強度)が通常の看板に比べて弱いです。
使用環境や設置方法に大きく左右されますが、屋外で常に掲示する場合は半年~1年で色褪せることもあります。

・印刷方法により色褪せする場合があります。屋内向きと屋外向きの印刷方法がありますので注文前に制作会社に確認をした方が良いでしょう。

・縫製かウェルダー熱加工で加工をするので、強風などによって縫製部分やウェルダー熱加工部分が切れたりする場合があります。

・幕は風速が10m以下でも破損することがあります。
主な原因としては下記があげられます。
1.ロープやターポリン素材が、壁や角に当たって風で「こすれる」場合。(風で何度もこすれて破損)
2.ビル風や瞬間的に強風が吹く場所に掲げた場合。
3.取り付け時に、引っ張り過ぎて「ハトメ部分」を破損させたままにした場合。
4.折りたたんで、折り目がついたまま収納した場合。(ターポリンはまるめて収納)
このように屋外設置の場合は強風や台風など天候に合わせて的確な設置が必要となります。

【看板との違い】

看板も宣伝広告媒体として使用されるものですが、幕アイテムとは材質が異なります。
幕アイテムがポリエステルやビニール・布製等なのに対し、看板は主に木、プラスチック、金属などのある程度の耐久性がある材質を使用しています。
良く見かける看板としては、高速道路から見える屋上にある看板・標識や案内板・店舗の入り口脇にその店の特徴を表記して目立つ様に置かれている事が多いです。

そんな看板の一番の特徴は材質が横断幕やのぼりとは違い、電飾での演出が可能となる事です。
丈夫で堅い材質なのでその周囲にLEDやネオンで飾り付ける事が出来、看板そのものを電光掲示版として光らせることもできます。
そうして飾り付けた看板は夜でも色鮮やかに発光し目を引くので、宣伝効果は抜群と言えるでしょう。

一方、幕アイテムは看板よりも手軽で紙ポスターよりもしっかりしているので、普段は気にしていないので気付かないかもしれませんが、実に多くの場所で使用されています。
●スポーツ応援でサポーターが振っている旗
●ガソリンスタンドなどで風に揺られるのぼり旗やスウィングバナー
●いつも通る道に掛かっている街路灯のフラッグ
●新築マンションに掲示されている入居者募集の横断幕
●学校の屋上から垂れているインターハイ出場の懸垂幕
●部屋などに飾るアイドルやアニメキャラなどのタペストリー
●Etc..

アイデア次第で多くの使い方が出来る幕アイテムは枠にとらわれず、看板が使用できない場所などでも活躍します。